2/25/07

登り窯の窯焚き終了

24日(土曜日)、快晴。いかにも窯詰め日和。前の晩施釉に12時までかかり、少し睡眠不足だ。窯土(器の底につける土の玉を作るための荒い土)を作り、施釉の済んだ器を窯の横に並べる。

薪窯の窯詰めは、普通のガスや電気の窯詰めとは違い、つく(支柱)と棚板の間にもより(窯土の紐)を乗せていかねばならず、非常に面倒だ。窯の底はガタガタで、組んだ棚板のレベルも一つ一つ見ていかねばならない。薪窯を面白いと思っていなければ、こんなしんどくて面倒くさい窯焚きなど、労力の無駄かもしれない。

さて、昼前から始めた窯詰めは、以上の面倒くささもあってなかなか進まず、奥の段を組み終えた段階で早8時、空腹をクッキーで紛らせながら、手前の段を組んでいって終えたのが何と午前12時。ブロックを組んでドアを作り、火袋からバーナーであぶりを始めることができたのは1時過ぎ。家に帰り、晩ごはんを食べ、シャワーを浴びて仮眠を取る。

25日(日)、朝6時に窯に行き、ガスバーナーを止めて、火袋の前から焚き火を始め、徐々に窯の中に火を送り込んでゆく。その後大きい薪を少しずつくべ始める。火を育てて大きくしていく、という感じだ。

午後3時に還元に入る。といっても薪投入のピッチを少し早め、煙突のダンパーを少し閉めるだけだけど。ここからだんだん忙しくなっていく。ちょうど4時から、友人のデイビッドとサンティアゴが来てくれて、窯番を変わってくれたので、体力を温存することができた。サンティアゴは何とBBQセットも持参して、窯の横で肉と野菜をジュージュー焼いてくれるではないか。8時過ぎまで2人はしっかり手伝ってくれた。

辺りも静まり返った11時ごろ、一の間(釉薬物の間)の一番温度が低いところの10番のコーンが倒れた。早いところは12番も倒れそうなのだけど。ここで一の間を焚くのを止め、二の間(塩の間)に移る。十分時間を掛けて焚いてきた熱で、普通は二の間を焚き終えるのは時間がかからない。ただ、温度が上がってくると、岩塩(2cmぐらいの塩の粒)を薪に乗せて窯に投げ込む作業があるので、とても忙しくなる。また塩を入れた後は塩素ガスが大量に出るので、窯からなるべく離れた方がよい。

日付も変わった午前1時、二の間も11番、場所によっては12番のコーンが倒れ、ここで火を止める。あぶりから25時間、無事窯焚きを終えることができました。窯出しは来週末。出来上がりが楽しみでもあり、ちょっと怖くもある。

月曜日は休みを取っているが、引越しも完了せねばならず、なかなかゆっくりできそうにもない。

2/18/07

窯焚き1週間前、引越し10日前


来週の日曜日は、予定では登り窯を焚いている(はず)。昨日は薪をチェーンソーで切り、窯の横に積み上げた。今日は夕方から電気窯の素焼き窯詰め。素焼きも3回せねばならん。アメリカは丸い電気窯が主流なので、四角いものは中々数入らないのだ。

それだけではなく、今月末は引越しの予定。今日は昼から、こまごまとしたものをトラックに積み込んで新居に運ぶ。コンピュータ類、最低限のキッチン用品、食べ物、あとネコ達は一番最後に引越しなので、窯焚き後ゾンビのような姿で、しかも泣きながら引越ししてるかもしれんなー。

と言うわけで、忙しく、慌しく、何とかやっています。

2/14/07

バレンタインデー

アメリカのバレンタインデーは、男性が女性に、花やプレゼントを贈る日なのだそうだ。日本では逆だし、しかもチョコレート。まさに製菓産業の策略だ。

友人夫妻に夕食を一緒に食べに行かないかと誘われたが、丁重に断り、今日も箱。成形が今日ですべて終了。この週末までに、50個の陶箱を、化粧掛け、乾燥を終わらせて、できるだけ早くに素焼きをせねばならん。灰釉も作って来週釉薬を掛けないと。窯土も作らねば。ああ、やることが多すぎる。

8時に急いで帰ってきて、アメリカンアイドル始まるーやばいー、と思いきや、今日は9時からだった。昨日の残りのカレー、急いで作った豆腐ハンバーグ、ピクルスを大雑把に器に盛り、疲れのあまり口数少なくモリモリ食べる。巷はバレンタインデーで、さぞロマンチックな夕食だろうなー。

こんな日もありますわい。とほほ。

2/12/07

テレビ徒然

昨日いつもより遅めの夕食を食べ、やっとリビングでパソコンを開きピコピコしていると、テレビから何やら騒がしい音が。CBSでグラミー賞をやっていた。カントリーミュージックのグループ、ディクシーチックスが主要3部門を含む5部門を受賞。すごい!見事な復活。

前回のアメリカ滞在時(2003)、確かディクシーチックスのCD不買運動が盛んになってて、ひどい扱いを受けていた。というのも、ワールドツアーでのイギリスで、ボーカルのナタリーがジョージのことを「同じテキサス出身者として、米大統領を恥ずかしいと思う」とか何とか発言→共和党・ジョージの支持派、またまたアメリカ南部の人々からすさまじいバッシングを受けてしまった、という出来事だ。言葉尻を掴んで、悪意を持って攻撃するのは、どこも同じことだなあ。

そして、それから数週間後、アメリカはイラクに侵攻した。

結果的に、現在のアメリカの世論を鑑みても、あれは全く失敗だったという雰囲気。先日の教書演説でアメリカの国益を守るためにも、イラクへの増兵は不可欠、とのたまったジョージだが、2003年のアメリカと今を比べても、どうも国益が一般市民に還元されているとは思えない。

さておき、ディクシーチックスはそれから数年間、南部各地を回って無料コンサートを開いたり、週刊誌にヌードで登場したり、いろいろミソギをせねばならない時期があった。それを超えて、今年はグラミー独占で、すっかり厄払いもできたようだ。よかったなー。

今日は8時からドラマ「24」の2時間スペシャル。同時間帯にはドラマ「Heroes」もあるのだけど、前シーズンからの繋がりで24を見ている。どうやら視聴率は後者に軍配があがったようだけど。日本とは放送に時間差があるんかな。内容は言えないけど、LAが大変なことになってますよ(笑)。あー、東海岸でよかったわぁ。

明日は火曜日の子供の陶芸教室。またカミナリ落とさんといかんのか・・・。
よーし、タフに行きましょう。

2/11/07

今日の晩ごはん

久しぶりに今日の晩ごはんアップ。
  • マーボー豆腐
  • ネイビービーンズとひき肉の味噌煮
  • 鶏肉の照り焼き(しばっさん作!)
  • ちぎったレタス&シーザードレッシング
  • ごはん

マーボー豆腐は、ひき肉、にんじん、水で戻した干ししいたけを、にんにく・しょうがと一緒にごま油で炒める。オーガニック豆腐、しいたけの戻し汁を加えてざっと炒め煮。和風味噌、コチュジャン(韓国の赤味噌)、テンメンジャン(中華の黒味噌)を水で溶いたのを、具に混ぜて煮る。刻んだネギを合わせて出来上がり。マーボー豆腐の素が簡単に買えないアメリカでも、何とかそれらしくできますぞ。

ネイビービーンズは見た目大豆に似ているけど、白いんげん豆の一種で、アメリカやイギリスではベイクドビーンズやビーンズープによく使われる豆。これを平吾(うちの圧力鍋)で5分加圧・即減圧。フライパンでひき肉を炒め、豆を入れ、和風味付けでさっと煮て、最後に味噌をちょっといれて終わり。一味を振ったら、何か酒のつまみのような味になってしまった。

鶏の照り焼きは、しばっさんが作ってくれた。最近料理が上手になったので、何でも美味しく作ってくれる。野菜炒めとか、私が作るより美味しいかったりするので、なかなか侮れないのだ。

今日もお腹いっぱい。ごちそうさま。

続・箱を作っています


日本在住の友人Mさんからいただいたオーダーの陶箱続編。
前編はこちら
挫けず、腐らず、まだまだ作っていますぞ。

経過を書くと、
1月上旬にオーダーをもらう
中旬に試作品制作
下旬に石膏型(内型)制作
2月1日から箱を作り出す
1日多い日で6個、少ないと2個・・・・

土の箱を1個成形するのに40分かかる。正直、ろくろの方がよっぽど楽だ。
太いより(土の紐)を型に巻きつけ、底用のたたら(粘土の板)を張って、叩いて締める。
ワイヤーで側面をそぎ落とす。ガスバーナーであぶる。そしてそっと、石膏型を抜く。
乾燥調整、底の仕上げ。乾燥調整、内化粧。乾燥調整、外化粧。
その後、ゆっくり乾燥。

昨日何とかオーダー数をクリアするも、
乾燥切れ、焼成切れ等ハプニングを考慮すると、
オーダー数の1.5倍は数が欲しいところだ。
来週日曜日までには素焼きを終え、灰釉もかけねば。
そして再来週末(24、25日)の薪窯焼成に向けて、
薪、窯土、コーンパックス、棚板コーティング等、準備をせねばならない。
うーむ、月末には新しい家に引越しを完了させたいし、
おお、25日(日)はオスカー発表ではないか。

何で2月は28日しかないんじゃーーーー。
仕事場からの帰り道、日没後の空がとてもきれいだった。宵の明星も見えました。