3/31/07

初窯焼成が始まった

柴田の運営するSTAR Works Ceramicsで窯を築いたのは昨年の10月。その後窯用の棚板やつく(支柱)、パイロメーターなど必要なものを少しずつ揃え、薪を用意して、3月になってやっと初窯焼成の準備が整った。

(築窯ワークショップの詳細はこちら→STAR Works Ceramics Weblog

3月28・29日は窯詰め。一つ一つの器の底に、土の玉を3~5個ずつ付けるので、非常に手間がかかる。穴窯の間、2の間、塩の間、捨て間にまで、ぎっしり物を詰めた。

29日の午後6時半からガスバーナーであぶり。この間にしっかり睡眠を取って置かないと、後がキツいのだ。

30日午前6時半にガスを止め、薪に変えた。今回素焼きをしていない作品が多いので、慎重に上げていかねばならない(急ぐと器の生地が爆発することがある)。

午後6時に私が窯焚きの番に入り、7時半に柴田が登場。生地の爆発の危険がある温度帯を超えたので、これからどんどん温度を上げていく。

夜中の窯焚きはとても静かで、窯を集中して焚くのには最適だ。薪の燃える音、窯のうなる音、噴き出す炎の音。これらも大切な窯焚きのシグナルだ。

午前7時で、穴窯の間のオルトンコーン7番(約1200度)が倒れた。2の間も1000度を越えている。ここで私が帰宅。柴田は次の窯番の人にしっかり引継ぎをせねばならなかったので、何と昼の12時に帰宅。しっかり寝て、今日の晩からまた窯焚きだ。

3/26/07

聖地チャーチルダウンズ詣で



ケンタッキー州ルイビルといえば、泣く子も黙るケンタッキーダービー開催競馬場で、その歴史は今年で133年目なのだそうだ。アメリカ競馬の三冠の一つであり、もっとも権威のある競馬場といえる。2000年には、オーナーが日本人である名馬・フサイチペガサスが一着になったのも記憶に新しい。

私は、競馬をギャンブルとして楽しむよりは、むしろ競走馬の美しさとその命のはかなさが好きなのだ。競走馬の一生は、走るためだけにある。

競争に勝ち続け、成績を残した馬は、引退後は次の世代に血を繋ぐためだけの余生となり、逆に、走れなくなり成績の残せなかった馬の行く末は哀れだ。人間のエゴが作り出した悲しく美しい「競走馬」は、宿命としてただひたすら走るだけしかないのだ。

さておき、そのチャーチルダウンズは、ルイビルダウンタウンから南に約5キロ、思ったよりも街中にあった。車を止め、入り口から入ると、場末の雰囲気。

入場券を販売しているおっちゃんが、$10札をうれしげに差し出すいかにも外国人の私を見て、疑わしそうに「賭けにきたのか?」と聞くので、「競馬場を見学しに来たのだ」というと、「入場料いらんから、トラックを見てきていいよ」と言ってくれた。優しいなー、おっちゃん。
階段を上がると、まさにカジノ。モニターに全米各地で行われている競馬のレースが映り、みんな真剣にビットしている。それを横目にレーストラックの方に向かい、ガラスのドアを開けると、青空の下のダートコースが目の前に広がった。

「うわぁー、めっちゃきれい」。他に言葉は出ない。観客席には誰もいない。柴田、私、リチャードの3人は、しばし口も聞かずコースを眺めた。

子供のころから馬の飼育・調教を身近に見てきたリチャードは、ここ(チャーチルダウンズ競馬場)は神聖な雰囲気が満ちているという。そう言えば、すがすがしい気分でいっぱいだ。いつか必ず、5月上旬のケンタッキーダービーを見るために来ようと思う。

NCECA in ケンタッキー州ルイビル


3月14日から17日まで、ケンタッキー州ルイビルに滞在した。NCECA(National Council on Education for the Ceramic Arts: 全米陶芸教育委員会)という、陶芸教育のカンファレンスが行われており、それを視察し、情報収集するためだった。NCECAは毎年アメリカ各地で行われていて、約一万人も参加者があるらしい。教育関係の催しだけではなく、陶芸科のある大学をはじめ、陶芸材料を扱う会社やアートギャラリー、陶芸雑誌出版社、アートセンターなど、陶芸を取り巻く各業界や関連団体がブースを持ち、宣伝や情報配布を行っている。

続きは、こちらのブログへ→陶芸ジャーナル「NCECA in ケンタッキー州ルイビル」

3/9/07

忙しい

陶箱の発送ももうすぐ終わる。仕事の方も、新しい家での生活の方も、どっちもだんだん落ち着いてきた。今週末はやっとゆっくりできると思いきや、来週水曜日から4日間ケンタッキー州・ルイビルに出張だ。いろいろ準備があるので、まだまだばたばたしそう。

出張内容は、アメリカの陶芸教育のカンファレンス(NCECA)のための視察、情報収集、ネットワーキング。陶芸教育カンファレンスとはいえ、ビジネス情報がいっぱいなのだ。

さて、ルイビルと聞いてピンと来た人は、結構「ウマー」な人ですね。ふふふ。(ヒント:チャーチルダウンズ