6/17/08

陶器祭の分裂


どこの陶器の町でも、いろいろ小さなイザコザがあるものだけど、ここシーグローブも然り。シーグローブの陶器祭が分裂の危機にあるという。

毎年11月の第3土日がシーグローブの陶器祭なのだが、これを主催していたグループのトップ、ギルソン氏が今年の春先に急に亡くなった。ギルソン氏は30年ぐらい前にシーグローブにやってきた陶芸家で、シーグローブの陶芸ビジネスの発展の為に最初に陶器祭を立ち上げた人だ。

そして氏の率いる「Seagrove Traditional Museum(以下STM)」は陶器祭の主催が主な活動内容で、彼らは最初、North Carolina Pottery Center(以下NCPC)を支える母体だったのだが、NCPCがNC州全域から幅広く陶器をコレクションすることに不満を持ち、「シーグローブの地元陶芸家のための美術館を設立する」と言う目的を掲げて分裂したグループだ。

NCPCにダメージを与えるような活動も秘密裏にしているので、私は個人的に大っ嫌いなグループである。まあ、私はめちゃめちゃ外野の外人なので、私が嫌おうがどうしようが、彼らには痛くも痒くもなかろう。

STMは年に一回の陶器祭を執り行う上で、参加陶芸家からはとても高い場所代を取り、お客さんからも入場料を取り、毎回数万ドルの収益を上げていた。そして自分達のための美術館を作りたいと思っているのだ。

STMに加入しているのは、シーグローブにある約120軒の陶芸スタジオの中の約30%ぐらい、と聞く。彼らは「トラディショナル(伝統)」を強調するが、何代も前からここに住んで陶芸に関わっている陶芸家はいなくて、皆よそから引っ越してきた人たちである。

シーグローブの陶器祭はそれ一つしかないので、ほとんどの陶芸スタジオは高い場所代を払って、参加させてもらっていたようだ。そこにきてギルソン氏が亡くなり、次にトップに着いた人がさらに保守的・差別的な考えの持ち主だったことから、不満に思っていた陶芸家たちが、もっと明朗会計でフェアな陶器祭を作ろう、と立ち上がったのが、今回の騒動だ。地方新聞の一面にも載ってしまうような大事に発展してきた。

新しいグループの方には、親しくしている友達がたくさん加入している。何代も前からこの地で陶芸をしている陶芸家も参加している。シーグローブの陶芸家の約70%はこちら側に付いた、とうわさに聞く。

シーグローブ夏の陣、どう展開するのか気になる。

6/16/08

スタジオプロジェクト3

現在のスタジオ進捗状況は、南側の壁用の基礎をブロックで組んで、窓を入れて、柱の間に2x4を入れて、というところ。暑い中、コツコツ仕事をしてくれたしばっさんのおかげで、スタジオらしくなってきた。

これから外壁と内壁を張って、ドアをつけて、電気工事が終わったら、一応スタジオのできあがり。次は仕事場の北側の傾斜地(元トウモロコシ畑)に窯屋根を建てて、窯を築く。夏までに着工できたら、秋の終わりまでには窯ができるかな。
ロクロは、友人が期限無しで貸してくれるので、たちまちは制作できる。できたら来年にでも、日本に置いてきたシンポのロクロ2台と土練機を、こっちに輸送したい。日本にあっても仕方ないし。 来年早々しばっさんも私も、ヴァージニア州リッチモンドでグループ展があるので、頑張って作品も作らないと。楽しみ。